●7月5日(木)大船 ハニービー
http://www.l-honeybee.com/ 東(ヴォーカル&ギター) 田辺卓司(7弦ギター) 内藤修央(パーカッション) ●7月6日(金) 野毛「TIME」 横浜市中区野毛町1-46-1 (柳通り) 電話045-252-6244 20:30〜 東(ヴォーカル&ギター) 田辺卓司(7弦ギター) 内藤修央(パーカッション) ●7月10日 (火)青山プラッサ・オンゼ http://www.praca11.net/ 電話03-3405-8015 20:00〜 東(ヴォーカル&ギター) 中西文彦(エレクトリック・ギター) ●7月13日 祖師谷大倉 カフェ・ムリウイhttp://www.ne.jp/asahi/cafe/muriwui/ 東(ヴォーカル&ギター) 中西文彦(ギター) ●7月15日 (日) 鎌倉 ダフネ http://daphne.cool.ne.jp 14:00〜 (問い合わせは、ワインバー アッシュ0467-60-1434までお願いします。) ●7月20日(金) 日暮里 バール・ポルトゥ http://www.geocities.jp/barporto/BarPORTO_Frame.html 東(ボーカル&ギター) マツモニカ(クロマティック・ハーモニカ) 今日は、少し、嬉しい事がありました。というのも、漠然としていた自分の好き嫌いの理由が明確な物になったような気がしたのです。好き嫌い、という言葉自体が、私は結構、きらいで、なぜなら、どんなものにも、好きと嫌いは同居するような気がするからで、最近こそ、面倒だから、簡単に「読書がきらいです」「家事が嫌いです」「猫がすきです」などと愚にもつかぬ発言をするようになってしまったけれど、人生の長い期間、私は、その種の「好き嫌い発言」は、しないように努力を重ねてきたのであります。神が与えた、物事の良い面と悪い面、うまく説明は出来ないけど、どっちかの面を、手前勝手に決めてしまうのは、欺瞞であるように思えてならぬ。。というか、単に、私が自信がないから、自分の意識上の判断が恐ろしいのであります。 そのように暮らしてると、なんといっても困るのは、他人と食事をする時です。相手がしきってくれるなら良いけれど、相手が、このへんの人でなく、私が案内する時、私は、好き嫌いがないのだから、どの店に行けば良いのか、勿論、皆目分からないのです。 で、以前、某このへんの人じゃない女性ミュージシャンと食事、と相成った時、あまり悩んでも相手が苛つくのを恐れた私は、「ここならこぎれいで、安いし」と即座に決めると、「輝美ちゃんのお薦めのお店なら、おいしいんやろ、ここでええよ。」と言いながらも少々気乗りのしない様子です。 私は、自分は味覚が非常ににぶく、美味しいかどうかは、分からないけど、とにかく安くてこぎれいだから、ここはけっこう良く来るのだ、などと中途半端な言い訳をしました。食べ物なんて、おいしくてまずい物じゃない?音楽だって、気持ちの悪いギターソロがあるけど、メロディーが良い、とか、1楽章は白眉物だが2楽章のあの臭い出だしのバイオリンは何だ?とか、だいたい、良いと悪いが混じってるものじゃないの、などと下らぬ発言でお茶を濁していたら、彼女は「、私は、そんな音楽は認めへんよ。」と、パスタを不味そうに食べながら(のように見えたのですが)言ったのです。彼女にとっては、好きな音楽も好きな食べ物も、完璧なものなのです。好きなパスタは、絶対、素晴らしい味で、好きな音楽には、絶対、臭い部分が皆無なのです。私は非常に羨ましくなりました。そのような素晴らしい味を知ってる人は、素晴らしい味をめざせるだろう、と思ったからです。 (実際、彼女は素晴らしいプレイヤーです。) 私のように、何もかも漠然としてる人間は、そもそもめざす物が何も見えていない。 ほとんど全ての食べ物をけっこういける、と言ってる人間なんて、一生おいしい食べ物を知る事はないだろう。と絶望したのでした。 しかし。私は、一種の、非常に不味い、食べ物の味を知っているのです。それを好む人はとても多いし、それを好む人は皆、いたって良い連中ばかりだと思ってます。私は、長年、その食べ物が、非常に不味く、人にとって良くない、と個人的好みでなく、結構、普遍的な問題だ、と感じていて、勿論、私がダメなのも、誰がなんと言おうが、、その食べ物と共通の味を私が持ってる、と勝手に思ってるからで、今日、その事が漠然としない形で、明確な輪郭を帯びたのが、嬉しくさっそく、夫に、かくかくの理由により、あの食べ物は不味い、と言う事が出来ました。 夫は、それまで、私の、個人的な趣味にあわぬ食べものだ、と思っていた様子だったので、そうではなく、万人にとって良くない、という事をうまく、説明できた気がしました。しかし、対話は難しいです。夫が、自分の言葉で私の気持ちを翻訳して、これこれこんな事?というと、もう私とは距離のある言葉で、さっぱり分からなくなってしまう。 結局、苦い後味が残りました。 しかし、私は先にすすみたいのです。漠然とした美味しい物じゃなく、なにか完璧な味である、と確信できる物に出会える場所をめざして、、、その場所を見つければ、その場所に向かって進みます。
by michaelist
| 2007-07-01 02:27
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